シートの保護をする

以前は一人でパソコンの作業をしていた環境から、最近はデータの共有をしたりして複数の人がそのデータを使って作業したりすることが可能な時代になってきました。

シートを保護することによって、誤ってデータを消してしまったりすることを防いだりできます。例えば、第三者がエクセルで作成したデータにアクセスしてそれを消したり、書き換えたり出来ます。そこで、特定のセルだけに文字や数値を入力出来るようにし、その他のセルのデータを保護することによって安心してデータの共有ができます。 さらに、ブックにパスワードを設定することによって、第三者に見られたくない情報にアクセス出来ないようにすることが出来、そのパスワードを予め知っている者しかアクセスが出来なくなります。では、これからシートの保護やパスワードの設定方法を説明していきます。画面下の表を見ましょう。 ➀ のセル C4 をクリックします。

次に、②のセル I8 を Shift を押しながらクリックします。すると、セル C4 からセル I8 までセルが選ばれ反転します。
つまりこれは、数値や文字が入力出来るようにしたい「セル」を選択します。今、反転している「セル」に数値を入力出来ます。

③ 選択したセル範囲にマウスポントをポイントします。
 そこで、右クリックします。 「セルの書式設定」が表示されされます。

④画面右側で「セルの書式設定」のプルダウンメニューがあり、下から5つめのセルの書式設定をクリックします。

⑤画面上の右側のタブに「保護」があります。そのタブをクリックします。

⑥次に、「ロック」をクリックして、☑から□このようにチェックを外します。

一番下にある「OK」をクリックします。

☆シートの保護をします。
一番初めに ➀ のセル C4 をクリックし、次に、セル ②のI8 を Shift を押しながらクリックします。すると、セル C4 からセル I8 までセルが選ばれ反転します。
つまりこれは、数値や文字が入力出来るようにしたい「セル」を選択したわけです。この様になりましたね。

⑦ 選択している状態で、「ホーム」タブを選択します。
 「セル」グループの 「 書 式 」をクリックします。下の方に「 シートの保護 」があります。それをクリックします。

⑧「 シートの保護 」ダイアログボックスが表示されます。
 「 シートとロックされたセルの内容を保護する 」をクリックして「レ」を入れます。 「 O K 」をクリックします。

シートが保護されました。

⑨では、シートの保護が出来たか確認をしてみましょう!

最初、セル C4 からセル I8 までセルを選びましたが、それ以外の任意のセルにデータを入力します。すると、下図のようなメッセージが表示されます。

「 O K 」をクリックします。

最初に選択されたセルにはデータを入力することが出来ますが、それ以外のセルには入力出来ません。

☆ブックにパスワードを設定します。
閲覧や編集を制限する場合、Excel資料にパスワードを設定することによって、特定の人以外にその資料にアクセスして資料を共有できなくします。

⑩ブックのパスワードは、下記2種類あります。
 ◎読み取りパスワード・・パスワードを知っている人だけがブックを開くことが出来ます。
 ◎書き込みパスワード・・パスワードを知っている人だけがブックを開いて、保存が出来ます。

いま開いているブックに読み取りパスワードを設定しましょう。

  ➀「 ファイル 」タブを選択しましょう。

  ② 「 名前を付けて保存 」をクリックします。

③ 「 名前を付けて保存 」ダイアログボックスが表示されます。

④ その画面の一番下の「 ツール 」をクリックします。

⑤ その中の「 全般オプション 」をクリックします。

⑥「 全般オプション 」ダイアログボックスが表示されます。

⑦ブックを開くときのパスワード「読み取りパスワード」を例Abc1234と入力します。
 このパスワードを入力する時の注意は、大文字や小文字が区別されます。

⑧「OK」をクリックします。

⑨「パスワードの確認」ダイアログボックスが表示されます。

⑩「パスワードをもう一度入力してください。」のすぐ下の空白欄に先程入力したパスワード「Abc1234」を入力します。

⑪「OK」をクリックします。

「名前を付けて保存」ダイアログボックスに戻ります。

⑫左側の一覧から保存する場所を選択します。

⑬「ファイル名」に”週の果物の販売額” と入力し「保存」をクリックします。