関数の基本、基礎知識とは!

面倒な計算式の入力の手間を省くため、エクセルにはあらかじめ計算式「関数」が用意されています。定型の計算を行うための数式です。例えば、複数のセルの合計の値を計算したり、あるいは平均や四捨五入,条件に合う項目を取り出したり頻繁に使われる計算式は関数が登録されています。エクセルの関数は手間のかかる処理(計算)を簡単に行うために利用する便利な機能なのです。

そしてエクセルの関数の基本書式は、次のような構成となります。

「=関数名(引数1、引数2、・・・引数n)」です。

エクセルで主な関数は以下のとおりでよく使われます。これらの関数は覚えておくと便利です。

SUM(サム)合計を求める
AVERAGE(アベレイジ)平均を求める
MAX(マックス)MIN(ミニマム)最大値・最小値を求める
ROUND(ラウンド)指定した桁数で数値を四捨五入する
ROUNDUUP(ラウンドアップ)指定した桁数で数値を切り上げる
ROUNDDOWN(ラウンドダウン)指定した桁数で数値を切り捨てる
COUNT(カウント)指定した範囲内にある数値の個数を求める
COUNTA(カウンタ)指定した範囲内のデータ数値や文字列の個数を求める
MOD(モッド)整数の割り算で割り切れなかった「余り」を計算する 数値を除数で割ったときの余りを返します。MODは、「係数」「率」といった意味の「Modulus」を語源に持つ言葉です。読み方は「モデュラス」です。
QUOTIENT(クォウシェント)割り算の答え(商)の整数部分を計算する「余り(小数部分)は切り捨てられます」
PRODUCT(プロダクト)複数のセルを積算していく関数です。
IFERROR(イフエラー)エラー値をわかりやすい文字列として表示させることができます。
IF(イフ)指定した条件を満たしている時と満たしていない時の結果を表示
VLOOKUP(ヴィルックアップ)コードや番号をもとに参照用の表から該当する値を検索・表示
EOMONTH(イー・オー・マンス)月末などの日付計算・エンドオブマンスの略で、まさしく月末です。