バージョン2010・2013・2016・2019 に対応しています
オートコンプリートとは、ユーザーがキーボードを使って文字を入力する時、一度入力した文字を再度入力する時に、以前入力した文字を記憶し次に入力される文字を予想して表示する機能です。
オートコンプリートの機能が発揮されるのは、日本語入力だけでなくURLを入力する時も、http://wwwの続きとなるアドレスを入力する途中で以前に表示したことのあるサイトから候補を表示してくれます。
オートコンプリートに対応しているソフトを使うと、ユーザーが入力したい最初の文字を入力すると入力履歴の中から文字が一致する候補を一覧で表示します。表示された候補の中から矢印キーなどで上下して候補を選びEnterを押すことで、その文字やURLを確定することが出来ます。
入力の手間が省けて効率よく作業を進めることが出来ます。
また、以前に使用した文字を再度入力したい場合や、閲覧したことのあるサイトを探したい場合などに有効ですが、注意しなければならない点も多々あります。履歴が残るため、第三者に見られてしまい特にパソコンを共有して利用する場合は気を付けなければなりません。
オートコンプリートはURLなどの長い文字を入力したり、ログインする時に入力したりといった手間が省けるなど一度使えば大変便利な機能ですが、他の人も同じパソコンを利用する場合、パスワードなどの個人情報が漏れてしまう危険性もあります。
パソコンを共有している場合は、履歴を削除するなどの対策を取りましょう。
では、以下のようにもう少し詳細に説明をします。
オートコンプリートは同じデータを繰り返し入力する時にとっても便利です。例えば、上図 ➀ を見ましょう。セルB5をみると、上野があります。セル B8 をクリックし、上野と入力したいときは、先頭の文字「う」を入力します。すると、「上野」や「う」で始まる文字が表示されます。下図 ② のようになります。
これは、列内に入力済みのデータを、同じ文字列で始まる文字を表示させる機能です。セルB8に「う」と入力すると、上図 ② のように変換候補が出てきます。この機能のことをオートコンプリートといいます。
図3を見ましょう。
例えば、「や」と入力すると「山下・山本・山口」など同じ文字で始まる文字が複数表示されます。
候補が複数あるときは、もう一字読みを追加して入力します。「やまも」まで入力すると次の候補が絞り込まれます。
変換後絞り込まれた候補が表示されますが、必要とする文字候補をマウスでクリックすれば文章の中に文字が取り込まれます。
オートコンプリートを煩わしく思う場合は、解除することが出来ます。
ファイルタブをクリックして、左側の一番下にあるオプションをクリックします。左側真中辺りにある「詳細設定」をクリックします。
その画面真中辺りの、オートコンプリートを使用する(A)の前にある☑を外します。そして、「OK」をクリックします。